
小幡地区から守山地区まで比較的平坦なコースです。
所要時間:約120分
まずは、名鉄瀬戸線の喜多山駅改札を出たところで集合してください。
まずは、小幡茶臼山古墳に向かってスタート。
名二環の高速道路を横切りますが、この辺りには池下古墳(墳長約45m前方後円墳)がありました。
消滅前に調査が行われました。窯焼きの埴輪、須恵器などが出ています。
しばらく行くと、小幡茶臼山古墳に着きます。
道路工事などによる削りで墳形はとどめていません。墳長60mほどの前方後円墳と考えられており、須恵器や馬具、金環、ガラス小玉などが見つかっています。6世紀後半の築造と考えられ、名古屋の前方後円墳としては末期の築造です。
小幡地区は古墳時代後期にも前方後円墳が造られた地域で、白鳳期の廃寺の瓦が出るなど、名古屋の勢力分布を考える上で興味深い土地です。
次は小幡長塚古墳に向かって歩いていきます。
小幡長塚古墳は墳長約81mの前方後円墳で、6世紀前半の築造と考えられています。円筒埴輪、朝顔形埴輪に加え、家形や
人物埴輪の破片も見つかっています。2重の周濠がありました。付近には小規模な古墳がいくつかあったようです。

小幡長塚古墳からは少し距離を歩きます。
途中には守山区役所もあり、トイレ休憩もできます。
小幡南島古墳に到着です。
小幡白山神社のお社が古墳の上にあります。
全国的にもそうですが、古墳の上に神社をつくるケースがよくみられます。

小幡南島古墳から10分ほどで、守山瓢箪山古墳に着きます。
6世紀の古墳と考えられ、3突帯4段の大き目の円筒埴輪が見つかっており、周辺地域との勢力関係についても興味深い存在です。
墳丘には入れず、木々がうっそうとしており、墳外からでは墳形がわかりづらいです。

最後に守山白山古墳に向かいます。
こちらも白山神社のお社が建っています。
くびれ部など、なんとなく墳形もわかります。
4世紀半ばから後半の古墳と考えられており、その時期のこのあたりの主たる古墳かな?と考えたりもします。
戦国時代がお好きな方は、近くに守山城址もありますのでご案内しますよ。
台地の上に築かれていることがよくわかります。
お帰りは守山自衛隊前駅が最寄りです。