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熱田地区の神社・古墳コース

熱田地区の神社・古墳コースを紹介します。

 

所要時間目安:120分(熱田神宮除く)

 

集合:地下鉄西高蔵駅改札出たところで待ち合わせ

平坦で歩きやすいコースですが、断夫山古墳の墳丘に登る場合は、服装や靴は動きやすいものをご用意ください。

 

まずは、高蔵遺跡へと歩きます。

 

高蔵遺跡は大津通の工事にともない土器が発見されたことから調査された、弥生~古墳、鎌倉時代までの遺跡です。

 

指標となる土器が出土するなど、考古学ファンならよくご存じの遺跡です。

 

整備された公園になっており、古墳としては5世紀~6世紀に造られたと考えられる古墳が一部残っています。

高蔵公園の隣には、高座結御子神社があります。

 

この神社の御祭神は高倉下命(たかくらじのみこと)です。

 

創建は熱田神宮と同じ頃とも、飛鳥時代とも。

 

豊臣秀吉のエピソードも残ります。

 

境内の中にも古墳が残っています。

少し歩いて、断夫山古墳へ

 

愛知最大の150m(151mとも)の墳長を誇ります。

 

伝承ではヤマトタケルの妃 ミヤズヒメ(ミヤスヒメ)の墳墓であると言われているが、墳形や埴輪などの特徴から6世紀前半ごろの築造と考えられています。

 

(写真は造りだし部分)

 

申請すれば墳丘に登ることができます。(令和元年現在)

 

登ってみると雄大さや墳形がよくわかります。

同じ台地上には白鳥古墳があります。

 

こちらもヤマトタケルの伝承の残る古墳ですが、埴輪や出土物から6世紀の古墳と考えられています。

断夫山古墳よりさらに新しい古墳のようです。

 

台地のへりにあり、かつてはすぐ近くまで海でした。

 

本居宣長の碑もあり、見どころの一つです。

そばには白鳥山法持寺があります。

 

白鳥古墳の宝物を守るお寺という意味をもちます。

 

空海の伝承があったり、松尾芭蕉などの俳人が訪れて句会を開いたなどの記録が残るお寺です。

 

山岡荘八などの文豪も訪れたというこのお寺もぜひ見物してみてはいかがでしょうか。

 

熱田のコースは、古墳時代後期が中心です。尾張国造との関係も指摘される興味深い土地を巡るコースです。

 

熱田神宮も近いので、ご希望の方はどうぞ。

お帰りは神宮西駅が最寄りです。