歴里の風(コラム)

歴里の風(コラム) · 23日 3月 2024
『日本書紀』で最古の地震記事は、允恭天皇の時で、尾張に関係する事件も。先代の天皇が死去し、遺体を安置して殯(もがり)を営んでいたら、地震が起きたので、尾張連吾襲(あそ)に状況を見に行かせた。ところが担当の豪族は酒宴の最中。吾襲は報告の帰り道、殺害されたという内容。別の史料で吾襲は允恭の「寵臣」とされ、側近のような立場だったとみられる。...
歴里の風(コラム) · 16日 9月 2023
「地球沸騰」―9月2日付の朝刊1面トップ記事の見出し。世界各地で相次ぐ森林火災に、国連の事務総長が「地球沸騰の時代が来た」と警鐘を鳴らし、温暖化対策の強化を呼びかけたという。...
歴里の風(コラム) · 24日 12月 2022
 古代も今も、人の情感は変わらないのではないか。うれしい時はいつの世でも心が弾む、悲しい時はうちひしがれる。  年の瀬、喪中の挨拶状が届く。親友の他界をいまだに信じられずにいる。独身時代は酒をくみ交わし、語り合い、いくつか本を薦めてもらった。最近は年賀状で安否を確かめ合う付き合いだったが、急に体調を崩したらしい。...
歴里の風(コラム) · 30日 10月 2022
 今回も「花」の話からスタートします。...
歴里の風(コラム) · 01日 10月 2022
 我が家の庭に鮮やかな赤の彼岸花が咲いた。ほんの1週間前には、背丈15センチほどの茎がこんなにもすくすく伸びるのかと感心させられた。いよいよ秋も一層深まる頃となってきた。
歴里の風(コラム) · 04日 7月 2022
 熱中症警戒アラートが愛知県内に発令中の志段味古墳群―。  1時間のガイド予定を縮め、小学生の団体を志段味大塚古墳に案内した。墳丘上に並んだ朝顔形埴輪を見た児童から質問。 「何故、この形ですか?」...
歴里の風(コラム) · 09日 9月 2021
志段味で白鳥塚古墳を地元の小学6年生にガイドしていた時のこと。古墳は4世紀前半に造られたと説明し「女王卑弥呼が亡くなり、 50年以上経ったころ」と付け加えたら質問があった。「何故、卑弥呼には『卑怯』の『卑』の文字が使われているのですか」と。...
歴里の風(コラム) · 14日 8月 2020
焼かない粘土で、馬のミニチュア埴輪を作りました。モデルは飾りの付いた馬の埴輪と味美二子山古墳の馬形埴輪です。 埴輪なので胴体や脚を空洞にするため、胴は紙製の芯を、脚はストローを入れて作りました。 下塗りの白の塗料を吹き付けましたが、この粘土には塗料が合わなかったようです。...
歴里の風(コラム) · 07日 8月 2020
 みずみずしい緑色の茅(ち)の輪をくぐると、かすかな香り。近所の神社で「茅の輪くぐり」のお参りをした。新型コロナウイルスの災厄から、身を守ってほしいとの願いから。...
歴里の風(コラム) · 03日 7月 2020
私達の「心の英雄」 そう! 日本武尊のお話です。 全国各地の古墳で「白鳥」の名が付く前方後円墳・帆立貝古墳・円墳等は日本武尊の説話が伝承されています。「白鳥」=「日本武尊」の関係です。古墳の呼び名も「白鳥」が「しらとり」・「しろとり」と言われています。...

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