09日 6月 2025
私が南洋の貝に魅せられたのは、装飾古墳を紹介する本に付いていたDVDがきっかけでした。『壁画の蕨手文は何を表しているのか。ゴボウラを横に真っ二つに切り、二つの断面を組み合わせると蕨手文の形になる。ゴボウラを元に作られた文様ではないか』という、この映像に心を掴まれたのです。それが私には、渦を巻いた部分が頭、大きな口唇部が尾となった勾玉のように見えたのです。 勾玉の不思議な形は何を表しているのか、諸説あるのですが、どれも直感的にビビッとくるものはありませんでした。 弥生時代の勾玉は獣形などのいろいろな形がヒスイなどで作られているのですが、弥生時代の終わりごろから定形勾玉に収束していきます。古墳時代に一般的な形となった定形勾玉は、渦巻の文様からきた形なのでは?と思ったのです。 粘土鉱物の一種、滑石でつくられた10cm近くある巣山古墳出土の勾玉は、呪術的な存在感を放っています。 巣山古墳は全長220mの前方後円墳で、8mはあろう木造船や水鳥の埴輪が出土しています。盛大な葬送儀礼が行われたのでしょう。
古墳見学会 · 31日 5月 2025
 数日前からの雨予報に反して曇り空の下、各務原・犬山古墳巡りはメンバー16名参加で行われました。
イベント・活動報告 · 25日 5月 2025
5月16日、守山生涯学習センターコラボ企画「継体天皇妃目子姫は断夫山古墳に眠るのか」の現地学習を開催しました。 前週の5月9日には、守山生涯学習センターにて座学をおこない、この日は、現地学習として金山駅から史跡・古墳巡りをして学習内容を確認しました。...
イベント・活動報告 · 23日 5月 2025
5月22日 「クリーンアップボランティア」を開催しました。 前日からの雨予想で開催が危ぶまれましたが、強力な晴れ男のパワーにより、なんとか晴れ間も見えて、予定通り執り行いました。 コースは、勝手塚古墳周辺→大久手池周辺→志段味大塚古墳周辺→白鳥塚古墳周辺...
イベント・活動報告 · 05日 5月 2025
弥生こどもの日」は快晴で風が強く、土ぼこりが舞う『田起こし』にちょうどよい日となりました。 弥生時代に伝わった水田での稲作。朝日遺跡でも米作りをしており、この日は田起こし体験ができました。田起こしは田植え前の準備で、土を起こして柔らかくする作業です。...
古墳見学会 · 15日 4月 2025
メンバー3名による古墳巡り。10回目の今回は、京都府木津川市の椿井(つばい)大塚山古墳を訪ねました(2025年4月8日)。 近鉄奈良駅からJR奈良駅へ向かう三条通の途中に、第9代開化天皇(崇神天皇の一代前の天皇)の春日率川坂上陵(かすがの いざかわの さかのえの...
イベント・活動報告 · 08日 4月 2025
荒子川の千本ものソメイヨシノは満開で、港区の荒子川公園はお花見日和となりました。 お花見の合間に、天然石を削って勾玉・管玉をつくるワークショップに39名が体験されました。 勾玉と管玉、ほぼ半々の人気でした。 選んでいるところを見ると、小さなお子さんも勾玉を知っているようです。...
古墳見学会 · 17日 3月 2025
 2025年3月13日(木)、快晴の天気のもと、「古墳・神社でつなぐ尾張~西三河の道」をテーマに現地研修会を実施しました。 今回は古墳時代後期、古墳造営の中心がそれまでの庄内川から矢田川沿いに代わったことに着目、そのルートが尾張~西三河~伊那谷に抜けるコースと想定、その出発点にあたる瀬戸の古墳・神社を巡ろうと企画されました。...
11日 3月 2025
冬ごもりの生き物たちが目覚め始める頃を表す啓蟄(けいちつ)が過ぎ、朝の寒さも和らいだこの日、管玉づくりに13名が体験されました。 今回の参加者は未就学児と低学年がほとんどで、家族連れでいっぱいになった部屋はすぐに暖かくなりました。...
03日 3月 2025
弥生三月のはじまりは最高気温が20℃となる陽気の中で、72名が体験されました。 「体験!弥生ムラ」ではミュージアム内の水田で収穫した米を弥生土器で炊く実演など、朝日遺跡ならではのイベントを目当てに朝早くから大勢の来館者でにぎわいました。...

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