2021年2月2日
歴史の里マイスター養成講座第三回
「古墳時代の始まりと終り~志段味の地から考える」
を開催しました。
今回は現地学習。4~5名程度に分かれてマイスターの会のメンバーと受講者で3基の古墳を訪れ、あたりの風景や立地も参考にしながら理解を深めました。
志段味古墳群は、古墳時代前期から後期、終末期に至るまでの古墳が存在します。
庄内川を挟んだ高蔵寺駅に集合し、本日の趣旨を説明。
まずは高蔵寺3号墳へ。志段味古墳群の対岸には高蔵寺古墳群という後期古墳群があります。
奥壁には大きな鏡石がある横穴式石室を見学しました。
志段味側、高蔵寺側どちらも河岸段丘になっており、段丘の目立つところに古墳が造られています。
東谷橋を渡って、志段味へ。
橋の途中で立ち止まると、高座山と東谷山がよく見えるポイントがあり、高座山に神(アメノカグヤマ=タカクラジか)が降り立ち、白い鹿に乗って東谷山へ渡ったという伝承に思いをはせる。
東谷山白鳥古墳は、同じく古墳時代後期の横穴式石室の古墳です。
無袖式の石室は竪穴系横口石室の系統か。
最後は古墳時代前期の志段味古墳群を代表する白鳥塚古墳へ
3つの古墳を2時間かけて巡り、少人数で、質問しやすい環境で理解が深まったかと思います。
受講者の皆さんも積極的で、たくさん質問してくださり、先輩マイスターの知らないことを逆に教えてくれたり。
とても楽しく有意義な講座となりました。