歴史の里マイスターの会の有志で、古代体験として、植物から繊維を取り出す試みをしました。
歴史の里マイスターの会のメンバーもの中にも、いろいろなことに興味がある方々がいて、埴輪が好きな人、日本書紀や古事記が好きな人、万葉集が好きな人、神社が好きな人などさまざまです。
古代の衣食住への想いの強い方々が集まって、「体感!しだみ古墳群ミュージアム」の協力を得て、敷地内で古代の衣装の糸をとった植物や紙の原料になった植物などを育てています。
「古代の衣装にも利用された(カラムシ)から繊維を取り出してみよう。」ということになって、インターネットなどで情報を調べて試してみました。
カラムシをハサミでカットしてみます。
ハサミで切るときの手ごたえひとつにも、古代の人々に思いをはせ、想像しながら作業しました。
繊維を取り出すため、しばらく水に漬けます。
柔らかくして、茎を剝きやすくします。
少しふやかしたところで、茎を剥きます。
きれいに剥けました。
剥いた皮をしごいて繊維を取り出します。
丁寧に、きれいにします。
取り出した繊維はこんな感じです。
簡単に取り出せますが、たくさんの繊維を取り出すには、時間がかかります。
また、これを長くより合わせて糸にするのも大変な作業です。
いつか、一般の人たちにも体験してもらえるイベントになるかな。
一つひとつが新しい体験で、興味深く、貴重な体験となりました。