2021年7月16日
新人研修と深掘りを狙いとして計8名(うち新人2名)が参加した。
東谷山尾根にある古墳ガイドだけでなく、東谷山の自然や地質学的な話などもあり、とても盛りだくさんの内容だった。
最初の1時間くらいで瀬戸につながっている都市計画道路に沿って歩き、幻の溜池、リスが渡るつり橋、県有林と名古屋市有林の境で自然保護活動などの説明を受けた。
![フルーツパーク第1駐車場近くの道路(車が向かってくる道が都市計画道路)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i093a53676483ffa0/version/1626697461/image.png)
![幻の溜池の場所](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i42dd234f19f3e75f/version/1626697497/image.png)
![県有林と名古屋市有林の境のせせらぎ(トウキョウサンショウウオが生息)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i1758f085ae490bf5/version/1626697519/image.png)
「る・こぴん」で休憩。ガイドツアーなど、ここで簡単にレクチャーして出発できるといいなと皆さん異口同音に話していた。
![「る・こぴん」(今回の休憩所)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i0ac063096084a994/version/1626697555/image.png)
いよいよ尾張戸神社の南参道から東谷山山頂へ出発。
![尾張戸神社の南参道入口](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i98c222a68b7fd830/version/1626697581/image.png)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i8532a3cb04274048/version/1626696973/image.png)
途中、古墳ではないかと言われている南古墳を見て、山頂の尾張戸神社古墳へ向かった。
![南古墳?](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i25a32e5b74681b6a/version/1626697615/image.png)
![尾張戸神社](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i09987d93d968d735/version/1626697647/image.png)
ここでの説明で印象に残ったのは、瀬戸側からは東谷山・神社・古墳がどのように見られていたかということ。名古屋方面から見ている者としては、普段イメージしていない視点だ。
東谷山山頂・尾張戸神社・古墳、中社古墳・南社古墳が北を向いた鳥の胴体と考えると、志段味の大塚・大久手古墳群が左(西)ウイング、水野川に沿った古墳群・集落群が右(東)ウイングといったところであろうか。
![詳しいガイド説明 東側の水野川古墳群についても 仁徳の歌の朗唱も](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i788106a0ceade7d2/version/1626792353/image.png)
もう1つ気になったのが、左(西)ウイング側やさらには白鳥塚古墳、尾張戸神社古墳・中社古墳・南社古墳を造営した集団が、時代差があるもののどこに集落を形成していたかということ。
以前から気になっていたが、私が無知なだけかもしれない。何らかの根拠ある情報をご存じの方は教えて欲しい。
![尾張戸神社(東谷山山頂)から瀬戸方面を望む](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/ic98e44057fc97e49/version/1626697670/image.png)
最後にもう1度山頂から瀬戸側の風景を眺めて、山を下り中社古墳、南社古墳、東谷山27号墳を見学した。新人はここまで、3人の方々のガイドスタイルを観察学習した。
![中社古墳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/ibe609f2fee60da20/version/1626697691/image.png)
![中社古墳も深掘り](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/if625802fc75e832a/version/1626872438/image.jpg)
![南社古墳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i7a69c63e2a79deb2/version/1626697716/image.png)
![東谷山27号墳の横穴式石室](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s24b6239fb6104a9d/image/i95b3f38266e5c627/version/1626697738/image.png)
ガイドスタイルは人それぞれ。一人ひとり得意分野や持ち味が違うので、自分のスタイルを構築していくことが大事だ。
そのとおりだと思うが、ガイドを依頼する人たちの関心も人それぞれ。
ガイドに求めていることに違いはあれども、最低限解説すべきことは身につけておく必要もあると思う。その上で自分のスタイルを確立するということだろう。
言葉で書けば簡単だが、「最低限」というレベル合わせが、これまた難しそうだ(今回ガイドの1人Sさんが作成された資料がその1つになるかも)。
(文責:新人の1人)