会員旅行記:連休明けに西都原古墳と天孫降臨神話をもとめ宮崎県南北移動の旅。

1日目
九州最大の西都原古墳へ。
この地域は意外にも古墳時代前期から前方後円墳が築造されていました。
何故かここに天孫降臨神話が出来たのか肌で感じたく訪れました。
九州最大の前方後円古墳の女狭穂塚古墳、列島最大の帆立貝式古墳の男狭穂塚古墳は宮内庁陵墓で中には入れず外から見ただけ。
この地域の特徴ある地下式横穴式石室は映像器械が壊れ見ることは出来ず、復元された横穴式石室「鬼の窟」は中に入ることが出来ました。隣接の資料館はわかりやすい展示と解説で、図録が欲しかったけどありませんでした。
モダンにリニューアルされ素敵でしたが、とにかく照明が暗すぎたのが残念でした。入場料は無料でした。


2日目
宮崎県北部熊本県境にある高千穂町ー神話の里へ。
(
宮崎県には南の鹿児島県境の霧島にも高千穂があり
土地勘ない私は混乱)
1
月のぶらタモリにも出演された観光協会紹介の田尻氏に半日ガイドを依頼。
これが大正解でした。
神職であり、考古学文献史学に通じた方で、普段入れない神社奥拝殿に入れていただいたり、生祝詞を聞かせていただいたりと。
高千穂神社、国見の丘、荒立神社、くしふる神社、天岩戸と4時間半で案内していただきました。
国見の丘で刈干切唄を聞かせていただいた時は何か胸が熱くなりました。
夜神楽は高千穂神社・荒立神社ともあるそうですが
荒立神社の夜神楽が観光化されてないそうです。

3日目
前日に霧島に移動しておき
この日は高千穂峰(1574m)登山。霧島ジオパークにもなっており、天孫降臨神話がある。
登山口の高千穂河原は元々霧島神社があったところで、火山噴火で現在の霧島神社に移動。名残の神社跡があり、石が祀られていました。
高千穂峰の頂上には天逆鉾が逆さまに突き立てて祀られていました。
上り2時間半、下り2時間、
(
ちょっと不安だったけれど、何とか平均タイムより3割増で完登
😅)
火口の御鉢にはミヤマキリシマ群落がありましたが、満開でなく残念。高千穂峰からは新燃岳(入山禁止)、韓国岳と連なっていますが、規制で縦走は出来ないようです。途中、毎週登っているという70代位のオバサンから、 このあたりの埴輪は鼻が高いから機会があったら見てと言われました。本土の埴輪とは違うらしい。
この地域は熊襲・隼人の本拠地。彼らはどこから来た人々なのかなと妄想し、鼻の高いハニワ君を見にまた訪れたい九州でした。
K.S

下記写真

 上段左より 高千穂峰 新燃岳および韓国岳 荒立神社

 下段   横穴式石室「鬼の窟」