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20231017春日井氏考古企画展見学

 10月17日春日井市の民俗考古展示室で開催の「春日井の焼き物の歴史を知ってみませんか?展」を春日井市文化財保護課学芸員に解説して頂きながら観覧しました。新会員4名を含む14名が参加しました。

 

春日井市は瀬戸窯よりも古く、古墳時代(6世紀)から登り窯での陶器生産が始まり、近代に至るまで数多くの窯が築かれました。「焼き物のまち」春日井の出土品と窯の模型展示があり、分かりやすく解説して下さいました。

 

登り窯での焼成は炎との格闘。高温を均一に維持するのは至難のわざで、初期の登り窯、須恵器窯では3割程度?は不良品が出てしまうそう。

 

古墳時代を探求する会なので、となりの常設展示室で埴輪の技法も解説して頂きました。工人の指跡が残る本物の埴輪を使って、乾燥前の埴輪の移動を再現して見せてくれた時は、大きな歓声があがりました。

 

長くお時間を取っていただいたのですが、解説が楽しく分かりやすくて時間を忘れました。ありがとうございました。

 

「焼き物」はお茶碗など身近な物なのに、その歴史は知らない事が多いと実感しました。

11月26日まで開催しておりますので、皆さま、是非ご覧下さい。