午前の部の管玉づくりは5名、午後の部の勾玉づくりは8名が体験されました。13名のうち、小学生2人、中学生2人、大人9人。大人がこんなに多いのは初めてのことですし、中学生の参加は珍しく嬉しいことです。
勾玉は似た形がほとんどない日本オリジナルの玉です。一方、管玉は朝鮮半島から伝わった玉で、弥生〜古墳時代につくられました。石製の玉生産は、玉つくりを専門とする工房があったことが遺跡からわかっています。
体験では、滑石という柔らかい石を削って『玉つくり工人』になりきってもらいます。
石を紙やすりで削っている様子です。サラサラの石粉がたくさん出て、削った実感がわきます。今回はとくに、「形や艶にこだわって仕上げているな」という印象を持ちました。
管玉ストラップを作ったお二人。管玉はシンプルな形ながら、均一な円柱を作るのは難しいと感じたのではないでしょうか?
ピンク色の石で勾玉のキーホルダーを作りました。早速、バッグに付けてくださいました。
「がんばったぞ!」のポーズかな? 本当にがんばりましたね。
この春、高校生になるそうです。おめでとうございます。勾玉のキーホルダーをお守りにしてくださいね。(ペンダントはお母様作)
小学生のときからのリピーターである中学生。 黒色は硬いので、慣れていてもやりがいがあったのでは?
アンケートには、「形は少しいびつですが、自分で作ると愛着が湧きます♡」「とてもむずかしかったけど、自分の勾玉がつくれてよかった。たのしかった」と書いてくれました。実質70分くらいの時間で、丸く、つやつやに、見事な玉を製作してくれました。
撮影に応じて下さった皆さま、素敵な笑顔をありがとうございます。