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11月17日 あいち朝日遺跡ミュージアム 管玉アクセサリーづくり体験

秋の行事〝収穫祭〟に出店しました。雨が心配されましたが、ときおり陽射しがさす暖かな一日となり、67名が体験されました。

体験では管玉を作るところから始めます。使用の石は滑石(かっせき)という粘土鉱物で、モース硬度で一番軟らかい1に当たります。(一番硬いダイヤモンドが10 、人の爪が2.5です)

滑石は縄文時代からアクセサリーに使用されています。古墳時代にはアクセサリーだけではなく祭祀具にも利用されて、勾玉などの玉製品やいろんな形の石製品が古墳や集落跡などから出土しています。

 

管玉(くだたま)は弥生時代に朝鮮半島から伝わった円筒形の玉です。

体験では滑石を紙やすりで削ります。まずは四角柱の石をおおよそ八角柱にします。それを紙やすりに挟んで、鉛筆削りのように回して丸くしていきます。

形ができたら、仕上げには水をつけて磨きます。この工程は、石は磨くとつるつるになると、手触りで分かります。「つるつる!」と喜んで作業する小さな子どももいました。

 

管玉を作ったらアクセサリーパーツを付けて完成。ブレスレット25個、ストラップ26個、ネックレス10個、チャーム6個でした。

 

作品を手に撮影させて頂きました。高床式倉庫には干柿が吊るされていて収穫祭にピッタリ、と皆さんに移動してもらいました。

素敵な笑顔と作品をありがとうございます。