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5月3日あいち朝日遺跡ミュージアム「弥生こどもの日」に出展

    弥生こどもの日」は快晴で風が強く、土ぼこりが舞う『田起こし』にちょうどよい日となりました。

    弥生時代に伝わった水田での稲作。朝日遺跡でも米作りをしており、この日は田起こし体験ができました。田起こしは田植え前の準備で、土を起こして柔らかくする作業です。

    古墳時代になると牛馬も伝わり、馬鍬を引かせて田起こしをしています。馬の鍬というとおり、古墳時代は馬が主流でした。

弥生時代に朝鮮半島から伝わった管玉づくりの体験に77名が体験されました。

滑石(かっせき)という軟らかい天然石を紙やすりで削って管玉を作り、ブレスレットやストラップなどにします。

    大勢の方に体験していただけたことは大きな喜びですし、いくつか嬉しい出会いもありました。

    以前開催した勾玉づくりで作った勾玉ペンダントを、首にさげて来てくれた女の子たち。つい最近に行った、登呂遺跡での田起こし体験が楽しかったという小さな女の子。

    イベントの日には様々な体験が出来ますが、共通することが1つ。それは道具を使うこと。今は使い捨ての道具も多いですが、昔の人は道具から手作りですから、さぞや大切にしたでしょう。夕暮れ時、道具の片付けに洗い場で、鍬の泥を洗い流しているのを見てそう感じました。

 

    最後に、快く撮影に応じてくださった皆さま、素敵な笑顔をありがとうございます。