5月16日、守山生涯学習センターコラボ企画「継体天皇妃目子姫は断夫山古墳に眠るのか」の現地学習を開催しました。
前週の5月9日には、守山生涯学習センターにて座学をおこない、この日は、現地学習として金山駅から史跡・古墳巡りをして学習内容を確認しました。
コースは金山駅→金山神社→花ノ木古墳→高蔵遺跡→高蔵結御子神社→段夫山古墳→白鳥古墳の順で巡りました。


金山神社は金山地区に鍛冶生産の拠点があったことから、鍛冶職であった尾崎氏によって造られた伝承があり、金山彦を主神とする神社です。古墳時代の遺跡も周辺に点在しており、古くから人の住む拠点地域です。

住宅街にのこる花ノ木古墳は現在は花ノ木神明社という小さなお社があります。古墳時代後期の築造と考えられています。
脇のお堂にはお不動さんがおられます。

高蔵遺跡では、弥生時代から鎌倉時代までの遺構、遺物が確認されています。5世紀後半から6世紀にかけて方墳、円墳が築かれたと考えられており、いくつかは墳丘の名残があります。

高座結御子神社のご祭神はタカクラジ。尾張氏の祖先神といわれ、春日井市の高座山に降臨した伝承があります。この神社にはお稲荷さんもあり、豊臣秀吉が子供のころ母親と訪れた話も残されています。神社の敷地内には円墳がきれいな形で残っています。

管理事務所で許可をもらい、段夫山古墳に上りました。はたして古墳の被葬者は誰なのか。その時のこの地域の情勢はどのようなものだったのかに思いを馳せます。
そのあと、白鳥古墳もめぐり、5世紀から6世紀にかけて、この地区がどのような役割をはたしたのかを参加者と一緒に考える一日でした。