夏休みがはじまって、はや十日。小学生9名が埴輪づくりに挑戦しました。
まずは埴輪について学びます。
6年生の男の子は学校で習ったことをよく覚えていて「埴輪は古墳に置かれていて、王さまのお墓である古墳を埴輪で守っているんだ」と発言してくれました。
埴輪はたくさんの種類があります。
この体験では
①馬のお世話をする『馬ひき埴輪』
②盾を持って王さまの魂を守るガードマン『盾持ち人埴輪』
③巫女形埴輪をモチーフにした歴史の里しだみ古墳群のキャラクター『しだみこちゃん埴輪』
④夜明けとともに鳴いて太陽が昇ることを知らせる神聖な鳥『鶏形埴輪』
4種類の中から選んで作ります。

写真は参加された皆さんの作品達です!
体験中はそれぞれ選んだ見本の埴輪とマニュアルを見ながら作ります。
アンケートに、鶏形埴輪を作った小学6年生の男の子は「色々かざりをつけれて楽しかった」と書いてくれました。そして「6年生で最後だからめいいっぱいやった」と話してくれました。渾身の鶏形埴輪ですよ。
楽しかったという思いが伝わる感想の一方で「説明書がわかりにくかった」とも書いてくれました。
申し訳ありません。実はこのマニュアル、大人の参加者様を含めた皆さんにお読みいただく為のものではなく、講師の備忘録的存在になっているもの。立体を平面図でご説明するのはむずかしいので、実物見本でご対応していました。
今後はより分かりやすく参加者様に体験していただけるよう改善案を考えていきますね。
しだみこちゃん埴輪を作った6年生の女の子は、「和ふうだったけど、ようふうにしたらかわいくなったから」とても上手く作れたと書いてくれました。リボンのヘアドレスを付けているしだみこちゃんは、写真では分かりにくいですが、前髪を工夫して表現しているのが素敵だなと感じました。
馬ひき埴輪を作った4年生の女の子は、「むずかしかったけど、あたまの中にそうぞうできたから」とても上手く作れたと書いてくれました。大きくイメージを膨らませて制作に臨べば、楽しく作れますよね。
盾持ち人埴輪を作った1年生の男の子は、「まよけこうかが、ありそうだから」とても上手く作れたと書いてくれました。盾に魔除けの模様が描かれていることを、しっかり学んでくれたようですね。
また、「むずかしいものに、ちょうせんしたいから」とても満足と書いてくれました。挑戦して、成功体験になったようです。
今回の体験では、は4種類すべて制作されて、古墳形乾燥場がにぎやかになりました。
快く撮影に応じてくださいました皆さま、ありがとうございます。
そして、6年生のお二人が中学生になっても参加したいと館の職員さんに話したそうです。中学生になってからの作品をぜひ見てみたいものです。
アンケートで「次に作りたい物は?」に、勾玉をおさえて埴輪が1位になりました。
楽しんで制作してくれて、ありがとうございます!