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8月16日 楠木図書館「管玉でアクセサリーをつくろう!」

お盆休みに未就学児から中学生まで、8名が管玉づくりを体験されました。

管玉づくり体験では、滑石(かっせき)という軟らかい石を紙やすりで削って管玉を作ります。四角柱の石を削って、真ん丸な円柱形を目指します。

 

黒石を選んだ男の子は削るのが早くて、削りすぎないか心配して見ていましたが、とてもきれいに作りました。糸を通す穴は石材屋さんで加工されているので、石を紙やすりに挟んで鉛筆けずりのように回せば管玉の形が出来上がります。 

 

次の工程からは目の細かいパーツ紙やすりにかえて、キズを消し、磨きます。水を付けての作業ですが、水が少なくても多くても上手く研磨できないので、意外と手こずる作業です。つるつるピカピカになったら管玉は完成です。

管玉の製作技法は、弥生時代に稲作とともに伝わりました。弥生時代から古墳時代にかけて、玉つくり工房ではいろんな形の玉や石製品を製作していました。

 

図書館の職員さんが古代史の本の中で、玉つくりに関することが載っているぺージに付箋をして、陳列してくださいました。古代人にとって、高いステータスの象徴ともいえる玉。玉の写真が載っている本がたくさんありました。

管玉アクセサリーを身につけてもらい、撮影させていただきました。ちょっとむずかしいと感じた子も簡単と感じた子も、満足できる作品ができたようです。皆さん、上手に作り、きれいな管玉ができましたね。