スポーツの日を含む3連休の初日、埴輪づくりを12名の皆さんが体験されました。
埴輪は4種類。皆さんが選んだのは、馬ひき埴輪6、盾持ち人埴輪3、にわとり埴輪2、しだみこちゃん埴輪1でした。
1番人気の馬ひき埴輪はアレンジがいっぱい!
本来の馬ひき埴輪は鎌をベルトにさげているのですが、バッグをさげている者、ピストルと刀を持っている者、天使の翼!?がある者、まるでハロウィンの仮装のようですね。
古墳のガードマン・盾持ち人埴輪は帽子や冑(かぶと)をかぶっています。古墳時代の冑には、山鳥の羽根を飾り付けた冑があります。それは、男の子が作った冑にそっくりです。

にわとりは夜明けとともに鳴いて太陽が昇ることを知らせる神聖な鳥。にわとり埴輪にはあり得ない長さの首をしているものがありますが、首を長く伸ばして鳴いている様子を表現しています。女の子が作ったにわとり埴輪は、長い首と胸に太陽を付けてた姿が古事記に出てくる「常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)を想起させる作品です。
にわとりではなく、首長竜・プレシオサウルスを作った女の子がいます。アンモナイトもいます。考古の企画展でアンモナイトの化石を見たことがあります。北海道産の化石の中央に穴が開けられていて、縄文人が装飾品にしたのだろうと書かれていました。古墳の王さまもアンモナイトの化石を見た可能性が無きにしもあらず!?。
歴史の里しだみ古墳群のマスコットキャラクター・しだみこちゃんの埴輪を母娘で作りました。アンケートにスカートのひらひら感を出したかったとありました。粘土が早く硬くなってしまい、むずかしかったかもしれません。またチャレンジしてみてくださいね。
古墳形乾燥場が埴輪でいっぱいになり、にぎやかになりました。
素敵な作品を作ってくれた皆さま、撮影に快く応じてくださいました皆さま、ありがとうございます。
