2025年12月5・6日宿泊研修:『南山城~櫟本(いちのもと)に眠る首長墓を訪ねる ざんねんな古墳』

棚倉駅(JR奈良線)から出発。

まず涌出宮(わくでのみや)に参拝。雨をもたらす神を祀っています。

 

そして近くの山城図書館(アスピア山城内)にある「三角縁神獣鏡特別展示室」を見学。

 

ランチ後いよいよコミュニティバスで椿井(つばい)大塚山古墳まで。前方部の北西端から東に進み、後円部の墳丘上へ。西に広がっていますがほぼ住宅地。そしてその手前は南北に通るJRによって古墳が分断されています。昭和28年に工事では竪穴式石室が見つかり、副葬品の中に40面近い銅鏡が。梅原末治(明治26年生まれ)によって調査されています。

櫟本(いちのもと)駅(JR桜井線)へ移動。ボランティア(奈良県天理市)の案内がありました。

 和邇下(わにした)神社古墳へ。後円部の上に神社が建っています。境内には柿本人麻呂の柿本寺跡があります。

赤土山古墳ではジオラマ的に家形埴輪祭祀が再現されています。古代の地震の痕跡として地滑りあとが見出されています。

さらに副葬品の中に、後漢の年号「中平」を含む銘文が金象嵌された鉄刀をもつ東大寺山古墳も訪れました。

 

 翌日朝、天理から久津川駅(近鉄京都線)へ移動。京都府城陽市の案内人によると城陽は「年寄の町」とのこと。まずは芭蕉塚古墳へ。私有地のため立入禁止。また丸塚古墳へ。

 久津川車塚古墳では、現在調査中でもあり後円部のみ見学。南北に走るJRのため分断され東部分はほぼ消失。大正4年に若き日の梅原末治によって調査されています。石室は京都大学総合博物館に。

 久世小学校古墳(芝ヶ原9号墳)は円墳。土曜日のため校内に入ることができました。

 バスで「城陽市歴史民俗資料館(五里ごり館_京都へ5里、奈良へ5里の愛称)」へ移動。五里ごり館は文化パルク城陽にあり、図書館(前方後円墳の形の建物)に隣接。考古関係について学芸員による解説がありました。久津川車塚の石室のレプリカは実物の10分の1以下の重さとのこと。

最後に「唐古・鍵考古学ミュージアム」へ。学芸員による説明。今城塚古墳にも見出された珍しい「

牛形埴輪」が置かれていました。とても充実した2日間を過ごすことができました。