2026年7月22日、守山生涯学習センター様と共催で「歴史の里講演会」を同センター視聴覚室で開催
しました。
講師は元岐阜県大野町埋蔵文化財センター所長の竹谷勝也先生、テーマは「道の地方史」~美濃・尾
張の道とその課題~でした。
当日は40度に迫る猛暑のなか、48名の方が駆けつけ、熱心に受講していただきました。
講演の一部を紹介すると以下のとおりです。
〇古代の道について
古代、道は河川の氾濫などで経路が変わった。また維持管理をしていくうえで「不効率」となった道
は縮小されたり、廃止されたりするなど衰退していき、「効率的」な道が残っていった。
〇条里制について
尾張は全国でも5本の指に入るくらい屈指の条理地域であった。条理はそのほとんどが正確に東西南
北を軸にして、109メートル間隔に整備されている。江戸時代以前はその条理に沿った直線が国境と
なっていた。河川が境になることが多くなったのは江戸時代以降。
〇美濃と尾張
奈良時代以前にも美濃と尾張をつなぐルートが複数存在した。不破―墨俣―尾張国府(国府宮)-宮(
熱田)を結ぶルートが初期駅路の本道、また桑名から不破に抜けるルートも初期駅路と推察される。
さらに、熱田から中津川に至る国道19号も初期駅路を踏襲していると思われる。
受講者は先生の話に耳を傾け、熱心にメモをとる姿も見られました。
受講者からは「条里制や国境など知らないことが聞けた」「古代の道のでき方について学べた」など
の感想がありました。
歴史の里マイスターの会の一員として、今回は古墳ではなく、古代の道に焦点をあててお話しいただ
き、視野が少し広がったように思いました。(文責 柿薗)
